2006年 04月 22日
榴弾について補足 |
以前「バンドオブブラザーズ」に関連して榴弾に関する記事を書きましたが、榴弾の特性について誤解を招きかねない内容だったので補足させてください;
一般的に榴弾と言われる砲弾の大部分は、弾着の瞬間に爆発する、いわゆる「瞬発信管」装備のものだったようです。
「榴弾」は「榴散弾」と異なって破片がなるべく水平方向に拡散するように設計されているようなので(花火のような球形ではないようです)、砲弾自身の運動エネルギーを加味して考えると、破片の飛散は風に煽られて裏返った傘のような形になるみたいです。
地面に弾着してから爆発するので、当然その地点から手前より向こう側の方がより破片が飛散し広い範囲で被害が出ると思います。
もっとも爆風自体強力な破壊力がありますので、ある程度近いとほとんど差は無いでしょうね。
被害エリアの半径は爆薬の威力によるので、大抵の場合は口径が大きいほど広くなると思います。
このバリエーションとして、「時限信管」「遅発信管」などが存在するようです。
「時限信管」は、一定距離飛翔した後に自動的に爆発させるためのもので、上空で爆発させて破片が降り注ぐ効果を狙う時や、直撃させることが困難な標的に対して、破片によってダメージを与えたい場合などに用いられるようです。
ただ、この種の攻撃法を効果的に行うには「近接信管(大戦後期に米軍が実用化)」などが必要で、時限式でどこまでできたのかやや疑問があります。
やむを得ず使った、という意味合いの方が強そうです。
「遅発信管」は、要塞などの分厚い壁や天井を貫通した後に爆発させるためのものだそうです。
要塞攻略の機会なんてそうはありませんから、これも例外的な装備と言っていいと思います。
ちなみに「榴散弾」というのは、砲弾が炸裂して破片が前方に飛散するように設計された砲弾だそうです。
高射砲なんかはこれが多かったそうです。
一般的に榴弾と言われる砲弾の大部分は、弾着の瞬間に爆発する、いわゆる「瞬発信管」装備のものだったようです。
「榴弾」は「榴散弾」と異なって破片がなるべく水平方向に拡散するように設計されているようなので(花火のような球形ではないようです)、砲弾自身の運動エネルギーを加味して考えると、破片の飛散は風に煽られて裏返った傘のような形になるみたいです。
地面に弾着してから爆発するので、当然その地点から手前より向こう側の方がより破片が飛散し広い範囲で被害が出ると思います。
もっとも爆風自体強力な破壊力がありますので、ある程度近いとほとんど差は無いでしょうね。
被害エリアの半径は爆薬の威力によるので、大抵の場合は口径が大きいほど広くなると思います。
このバリエーションとして、「時限信管」「遅発信管」などが存在するようです。
「時限信管」は、一定距離飛翔した後に自動的に爆発させるためのもので、上空で爆発させて破片が降り注ぐ効果を狙う時や、直撃させることが困難な標的に対して、破片によってダメージを与えたい場合などに用いられるようです。
ただ、この種の攻撃法を効果的に行うには「近接信管(大戦後期に米軍が実用化)」などが必要で、時限式でどこまでできたのかやや疑問があります。
やむを得ず使った、という意味合いの方が強そうです。
「遅発信管」は、要塞などの分厚い壁や天井を貫通した後に爆発させるためのものだそうです。
要塞攻略の機会なんてそうはありませんから、これも例外的な装備と言っていいと思います。
ちなみに「榴散弾」というのは、砲弾が炸裂して破片が前方に飛散するように設計された砲弾だそうです。
高射砲なんかはこれが多かったそうです。
by hati_bunta
| 2006-04-22 16:56